松本クラフトフェア 5月24日・25日

JR松本駅から東へ歩いて20分、「あがたの森公園」で、今年も松本クラフトフェアーが開催されました。正面入り口には、左右になつかしいたたずまいの木造校舎、ヒマラヤ杉の木立が続き、その向うにひろびろとした芝生のグラウンドが広がります。
日本全国からクラフトマンが木立の中、戸外におもいおもいの場所に陣取り、趣向をこらした作品を競います。
今年は600を越える応募の中から、審査の結果250人に絞られ、選りすぐりのブースが並びました。
センターの芝生では、コンサートや人形劇、パーカッションの演奏など、気分はそれだけで舞い上がっていきます。

フェルトで作った人形が音楽に合わせて踊り出す、坂本ちことさんの人形劇。LOVE&PIECEがちことさんの永遠テーマ。小さな子供も夢中になって耳をかたむけていました。

その坂本ちことさんのブースには、雪だるまのくっついたフェルトの帽子や花の精のようなティーコーゼが並びますまるで不思議ランドに迷い込んだよう。
陶芸、木工(イスやテーブル)アクセサリー、テキスタイル、革の靴やかばんやさん・・・このお店は、白いドレスが五月の風になびいて、ほんとうにきれいでした。
突然あらわれた、ちょんまげの謎の素浪人?!いえ、5分で仕上げるハンコを彫ってる稲田君です。招き猫の絵の描いてある角判の仕上げに余念がありません。でも本当はハンコだけじゃなく、人形からコラージュ、額まで自作の油絵、粘土細工のブローチまで・・・何がなんだかわからんけれど、とにかくおもしろいのです。

さて!正面は行ってすぐ左がスピンハウスポンタ。原毛を山と積み上げて、色とりどりのまだら染め入り手紡ぎセットも好評。今年は100円の羊毛一房セットも登場しました。スピナッツのバックナンバーも揃えてますので、お店のスタッフに何でも御相談下さい。
今年は湯浅めいなちゃんによるフェルトのデモンストレーションもしました。二日間子供達がすずなり!でも本当はお母さんが一生懸命になってたりして!?


今年ポンタは、8年ぶりにクラフトフェアーに行きました。(お店は毎年出店しています)
その間、応募件数の激増から審査をして250ブースに絞り込むシステムに切り替わりました。
よって今回ポンタは、その変わりようと、変わらぬものに目を見張りました。

●レベルの高さに驚く!
まずかわったことは、審査をするようになってレベルがアップ、というか粒ぞろいになったこと。
そして、新旧いれかわり、以前の大御所?がほとんど見られなくなった。いえ、卒業したというか・・・しかし、松本クラフトフェアーの変わらぬスタイル、主旨にはこの20年の一貫したものを感じたこと。改めて、日本のクラフトマンの層の厚さを感じさせられました。
さすが、東京や各地のギャラリー、百貨店の企画の人がリサーチに注目する松本だけのことはあります。居並ぶお店もこのまま作品展してもいいような見事なディスプレーが多かった。

●手仕事にデフレは関係ない?
そしてその「値段」。けして「露天商」値段ではない、東京の「店頭価格」といってよいしっかりした値段がついていました。
世の中は、不況不況と言われて10年。その中、クラフトマンはサバイバルどころか、みんなしっかり地に足つけて、自分の仕事に自信を持ってやっている。デフレにあえぐ経済社会とは違う価値観で、すなわち心の満足=喜びという「需要と供給」の世界の中にあるのかも・・・と思ったしだいです。

●クラフトマンの条件
そのクラフトマンはといえば、工房に閉じこもって作品と向き合う作り手だけじゃない。したたかにお客さんとやりあう営業マン、ディスプレーし企画するコーディネーター、そしてなによりそろばんもはじく(古いね−!年がわかるね!)実業家なのです。
そうか・・・これがクラフトマンの条件ねーと、フェア−を一周して納得した次第です。

さて、ひとつ欲を言うなら・・・・・
以前はよくあった、わけのわからない爆発シテイル人・・・海のものとも山のものとも・・・とにかく得体の知れないパワーの持ち主が、粒ぞろいになったぶん・・・減ったかもしれない。
いえ、これはほんのポンタの独り言です。

とにかく、一度行ったらヤミツキニなる松本クラフトフェアー、来年は20周年。
たのしみですね!

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