ただいまポンタは次号スピナッツ77号の取材で、西へ東へ・・・
いずれも内容の濃い濃い出会いに、もうため息です。
今、このタイミングでそれぞれの方々と出会ったということに、何かこれからすごいことになるような予感がしています。
このページ、77号が発行されるまで、すこしづつ写真やコメントを増やしていきます。とりあえず今回はインデックスです。
6月19日、和歌山の白浜に程近い、小浦の海。
人気の連載「1枚のフリースから」の6回目最終章は、織りの洲崎さんのお母様をお尋ねしました。
その小さな漁港の堤防沿いでお母様は民宿をされています。
畑をして、海辺で海苔を採り、貝をとり、魚を釣り、果実を採り、まさに
「採集栽培生活」
お母様は海に海苔とりに・・・
棒でいじって貝もあさります。
「スーパー行っても買うもんない」の一言にうーんとうなってしまった。
もう一歩突っ込んで「もし、世の中の流通が全部ストップして、何も手にはいらなくなったら、何が一番困る?」
と質問すると、うーんと考え込んで・・・「塩かな?」
うーん・・・参りました。私なんか、3日もすれば手も足も出なくなってしまいます。

写真は隣の90ウン才のおばあちゃん。たくましく鎌を
ふり、土手の草を刈っていました。
こういう、毎日のルーティーンワークをしっかり実行しているというのが健康の秘訣なのかも。出来ることは自分でする。
この急な斜面に這いつくばるようにしながらも、がっちりしゃがみこんで汗水流しているのがすごい。
お母さんが言ってました。
「ここは、魚も貝も海苔もとれるし、野菜も、木の実もなんでもあるから、買わんでも食べていけるけど、そのかわり動かんことには食べていかれへんよ。
動いたら食べれる。」
むむむむ、「働かざるもの食うべからず」という言葉より、もっと根源的。
「動いたら食べれる」

次に訪問したのは6月22日鹿児島、社会福祉法人太陽会工房しょうぶ
ここには
「縫いプロジェクト」のお仕事の取材でお伺いしました。
とにかく出会いはその作品集から。
そして飛んで見に行った作品展で手に入れた刺繍のシャツ。
なんじゃこれー!!!と思って、やもたてもたまらず、アポとりました。
言ってびっくり、これって郊外のおしゃれなファッションストリート?
パン工房、生パスタのイタリアン、ギャラリー、ショップ、そして散歩に気持ちいいプロムナードのあるキャンパスには木立に囲まれたおしゃれな建物「デイサービスセンター」「居住スペース」そして・・・地域の人々に解放された貸し会場のスペースもあります。
ほんと、市民が車で乗り付けて、散歩しながら食事やショッピング、作品展を楽しんでいるアミューズメントパークのようです。
ここのイタリアンレストラン「おたふく」では、テーブルの上にあるもの全て、ここショウブ園で作った物。
陶器の皿、木のスプーン、つぼ、コーヒーカップ、柿渋ばりの和紙のメニュー、木製のテーブル椅子にいたるまで。
そして生パスタのおいしかったこと!
もちろんサービスも。
とにかく、ここで考えたこと。
もともと「障害−者」であるかないか、ということは関係ない。
今という現代を「同じ土俵」で生きていることに変わりはない。だったら
「その人がその人らしく、満足して暮らしていくことを目指す。それが福祉」
といった、工房ショウブの福森順子さんの言葉が忘れられません。
それって、障害者に対してだけの言葉じゃないよねー・・・・・
そして東京・・・7月7日

前回76号で登場の
岩立広子さん。インド染織りにかけては彼女のコレクションにまさる人はいないでしょう。しかも現場の人。机上の人ではないのです。
言葉に重みがあります。
その岩立フォークロアミュージアムの今回のテーマは「更紗」
この誰もが見覚えのある美しいプリント文様。
岩立さんを介して、「布」たちは生き生きと自分を語り始めます。
今回いただいた言葉で一番衝撃的だったのは
「永遠に新しい」
この誰もが目指していて、到達できない未踏の域・・・
この言葉を紐解くのは次回スピナッツでじっくりお話します。
写真と短い言葉で、この輝く言葉の謎解きをします。
「テキスタイルの未来形2010東京展」7月8日が初日でした。
日本中の芸大の先生方、全部で100点ほどが出品されている見応えのある展覧会。今回で6回目とのこと。
あまりにポンタは何も知らないで今まで南無南無ときたことにめまいがしました。
そう、会場を出たらここは六本木、すこし歩くと東京タワーが見えて、そばまできて見上げたらめまいがしました・・・
そうか、遠くから見ていると、「ふーん、こんなもんか」とチッチャクみえるけど、近づくほどに、圧倒されてめまいがしてへたり込んでしまう。
そんなものかもしれません。

京都に帰ったら、
石田紀佳さんから手揉み茶が届いていました。
「紅茶と黄茶」そういえばお茶には緑もつくし、白もつきます。
それぞれ奥深い何かを感じます。
こうしてさっぱりとした「石田さんお手製の手前茶」をいただいて納得。
あー充たされました・・・・・きっと昔はじぶんちの垣根で茶葉を育てて、つまんで揉んで・・・あーうまか・・・と飲んでいたのでしょう。
あらためて前号の
高橋誠一郎さんの「植物の採集、保存、抽出、染色」が思い浮かびました。染色もお茶も乾物も皆同じ。
しかるべき時に、しかるべき手順で、しかるべき部分を取り出すことで、美味しく美しい何かを手に入れることが出来る。ということ・・・・ですね。

そして本日届いたもう一品は、
北海道のアトリエオンさんちで焼いてる石釜パンと自家製レンゲの蜂蜜。うーんまいりました。自家製充足生活。
というわけで・・・
このところのポンタのキーワードは、電子図書がやってきたこの時代。
何を残すか
どのようにして残すか
そしてその判断の基準は何か・・・
地球史に残る分岐点に、きっと今私たちは生きているんだと、ポンタは思っています。
何を軸足に生きていけば良いのか・・・・・
今回のスピナッツで、ひとつひとつの出会いの中で模索していきたいと思います。
毎週すこしづつこのページ、77号が発行されるまで、写真とか増やしていきます。
ポンタ
