スピンハウス日記

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英国羊毛のスカーティング始まりました。

英国羊毛スカーティング1
これ、スピンハウスの倉庫です。
吹き抜けで2階分の高さがありますが、そこにみっちり。
今、英国からきた羊毛約1000kg、9ベール(1m×1m×高さ1.8mの袋)が倉庫を埋め尽くしています。

英国羊毛スカーティング2
そこから1ベールづつ、スピンハウス前の駐車場まで持ってきて、スカーティングします。
スノコ台の上に、ロール巻にされたフリース(羊1頭分の毛)を広げて。

英国羊毛スカーティング3
開いて、ばたばたとはたいて、セカンドカッツやゴミを叩き落とし、裾のウンコがべったりついたところやゴミを取っていきます。

英国羊毛スカーティング4
一房(ワンステイプル)取り出し、サウンドネスをチェック。これは羊毛繊維を引っ張って、切れるか否かを確認する作業、切れる毛をテンダーと呼び、ランクが下がります。

英国羊毛スカーティング5
今日はチェビオットのカラードのフリースを格付けしました。30フリース中3フリースがゴミが多くて出荷不可にしました。
今回のポンタの悩みは、英国£がべらぼうに上がっていて、去年200円くらいだった1£が、今年送金したときには250円ほどになったことです。25%のポンド高・・・・・去年キロ6000円台で供給できていたフリースが、いよいよ7000円台になってしまう・・・・・そう思っただけで、ポンタにかかるプレッシャーは倍増・・・7000えん7000えんと呪文のように唱えながら、それに見合う毛質か・・・?と、問い掛けます。

その英国羊毛の魅力とは・・・・・?
1.1頭1頭の個性を楽しめること。英国は日本と同じ島国なのに、40から50品種に及ぶ個性のぜんぜん違う品種があるということ。
2.オーストラリアやニュージーランド羊毛の安定して均一な、そして期待に違わぬ毛質であるのに比べ、英国羊毛は、洗ったり、糸にしたり、織ったり、そして最後の仕上げまで・・・、各段階で驚くほどの変化があって、その都度感激してしまう。
言い換えれば、最初があまりにも汚くて、えー!と思えば思うほど、その劇的変化に目を見張るときがあるのです。

かく云うポンタも、このゴミの多さにぶつぶつ文句をいい、「今年こそは、送り返してやる!!!」と、毎年スタッフにいきまいてても、中にうわーっと歓声上げるほどダイナミックなフリースが登場すると、もうそんなこと忘れて、やっぱりフリースはいいなーって思ってしまう。もうほとんど中毒状態。

あー・・・今年もこうしてゴミだらけの出荷不可のフリースにため息つきつつ・・・何か一ついい思いをすると許してしまう、英国フリースと別れられない・・・・ほとんどフリースDV状態です・・・とほほ。
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