ドキュメンタリー映画「プージェー」韓国映画祭でグランプリ!
今回は海外からの吉報!
去年11月、スピンハウス主催で「ひつじの恵み2006」をしました。その時上演したモンゴルの遊牧民の少女「プージェー」が、韓国のテレビ局EBSが主催するインターナショナルドキュメンタリーフェスティバル(EIDF)でグランプリを受賞しました!!!

やっぱり!当然! っと大納得。
とにかくこの映画、実際の現場で語られている、本人の言葉しか出てきません。ほとんどサイレント映画に近いのです。
でも、そこに万国共通の人としての生き様に触れる感動と共感があります。
偶然の人との出会い、その時、その場でカメラを回すカメラマンの視点のすばらしさもさることながら、この少女プージェーに光をあて、編集に磨きをかけた山田監督とそのスタッフの、熱い血潮に感動します。
そのスタッフの一人が山田監督のパートナーであり、スピナーでもある本所稚佳江さんだということも自慢のひとつ。手紡ぎのハートをわかっている人が手懸けた映画であることに誇りを感じます。
まずはその、本所稚佳江さんからのメッセージと、この映画が上演されるスケジュールをご覧の上、まだ見ていない人は是非!!!この秋、見逃さないようにしてくださいね!




本所稚佳江さんよりのメール 2007年9月10日
8月の最終週は、私にとって偶然に偶然が重なる不思議な出来事の連続でした。30年ぶりに訪れたソウルの街はとっても緑が増えていました。30年前、戒厳令がひかれていたソウルは、赤茶けた山に囲まれた埃っぽい街でした。後で聞いた話ですが、韓国は、朝鮮戦争で失った緑を増やすために、年に一度植林の日を設けて、木々を増やしてきたとそうです。そんな成果は、30年ぶりだとよくわかるのかもしれません。
8月27日、地平線会議でもお知らせしていただいているドキュメンタリー映画「puujee」が、韓国のテレビ局EBSが主催するインターナショナルドキュメンタリーフェスティバル(EIDF)に正式に招待されたので、夫で監督である山田和也とソウルに出かけました。1つ目の偶然。山田は新グレートジャーニーの取材のために欠席を予定でしたが、偶然取材地がソウルになったのです。
EBSは韓国国営テレビ局KBSから独立した教育系のテレビ局で、4年前から開催しているEIDFは国内ではてとても有名な映画祭だそうです。今年は、74ヶ国から合計292本の作品がエントリーされ、8月27日から9月2日までの1週間、24作品が会場上映され、58作品がテレビ放送され、各国から集まった映画・放送関係者よる審査が行われ、同時にインターネットでも視聴者による人気投票が行われます。
8月28日板門店。新グレートジャーニーの韓国自転車縦断が始まりました。この日は板門店から関野吉晴さんが自転車で走り始めるので同行させてもらいました。イムジン河沿いに走る車窓から北朝鮮の山並みが見えました。30年前に見たソウル周辺の山と同じように、樹木がほとんどなく赤い斜面が痛々しいほどでした。洪水の被害も当然のように思われました。この日の夜、「puujee」がテレビ放送され、翌8月29日にてホール上映。観客は若者が多く、上映中の反応がはっきりしていることに驚きました。愛嬌のあるセルチンおじさんやバーサに怒られる関野さんには好意的な笑いが起き、馬泥棒のことやおかあさんの死を語るスレンばあさんを食い入るように見つめている姿が心に残りました。最後の場面では大きなどよめきが流れました。上映後、この日ソウル市内を走っていた関野さんが会場に駆けつけ、観客はこの偶然に大喜びでした。
9月1日授賞式。それまで毎日ボランティアの朴智允(パクチユン)ちゃんが、「今日もダントツで1位です」とインターネットの人気投票結果を報告してくれていました。グランプリは無理でも観客賞はいただけるかもしれないとかすかな希望をいだきました。他の11作品は問題意識が高い秀作ばかりですから。授賞式は生放送されますが、12人の監督たちとボランティアが席に着き、放送開始10秒前までお互いに記念撮影をしたりしてラフさにびっくり。入賞者が順番に呼ばれ、観客賞も逃したのでもうだめだと思ったら、グランプリで山田が呼ばれました。まさかの受賞に驚いた山田の英語でのインタビューはメロメロでした。
審査の結果は審査員全員一致で決まり、インターネットの人気投票も6票差で2位だったそうです。プージェーとプージェーの家族の生き様や彼らがおかれている状況が、強く韓国の人達の心の中に残ったことは、とてもうれしいことです。また、映画の中に込めた色んなメッセージが、言語や民族を超えて伝わったとしたら、本当にうれしいことです。何よりもうれしかったのは、受賞の瞬間、ボランティアの若者がみんな歓声を上げて喜んでくれたことです。500人の応募者の中から選ばれた60人が、通訳、HP作製、インターネット投票管理と舞台裏で働いていました。学生が多いのですが、中には会社を休んで参加する人もいて、この映画祭のボランティアになることはとても誇らしいことだそうです。私の通訳をしてくれた朴ちゃんも、学校を休んで参加してくれたそうです。映画祭の1週間、政治、経済から自分の夢、悩みまで、夜遅くまで語り合う日が続いたのは、忘れられない思い出です。
授賞式の後、全員で近くの焼肉屋での打ち上げ大パーティ。こういう気取りのないホスピタリティがこの映画祭のいいところです。ここでは主役はボランティアです。監督、審査員、局員総勢100人ぐらいがワイワイと飲み交わします。あちこちでビールに焼酎を入れたダイナマイト。(と呼んでいたと思います)という飲み物で一気飲み大会が始まりました。またしても偶然。三羽宏子さん(モンゴル語の翻訳者)が出張でソウルにやって来ました。当然、打ち上げに飛び入り参加。夜遅くまで語り飲み明かしました。たくさんの人と出会うことができた文字通りのお祭り。これもプージェーのおかげです。
ちなみに、「puujee」と最後までグランプリを競ったのは、ニューヨークに住むホームレスの日系人アーティストを取材した「ミリキタニの猫」でした。最後の偶然。この映画が9月8日、日本で封切られたのです。今日、早速観てきました。素晴らしい作品でした。「puujee」がこの作品より評価されたことに改めて驚き、うれしさがこみ上げてきました。
ユーロスペースで上映中です。ぜひご覧ください。みなさん、ありがとうございました。
さて、その映画祭とはEBSインターナショナルドキュメンタリーフェスティバル2007です。
http://www.eidf.org/2007_fall_en/
puujeeの上映スケジュールは以下の通りです。
★関野吉晴「プージェー」上映会
9月24日(月)14:00
会場:エル・パーク仙台ギャラリーホール
TEL:022−268−8300
仙台市青葉区一番町4−11−1 141ビル
http://www.sendai-l.jp/whats/
料金:1,000円
問合せ:東北芸術工科大学 芳賀 TEL:023−627−2168
★映画「プージェー」上映と関野吉晴さんのお話
9月24日(月)10:50(字幕)/13:00(吹替)/15:10(字幕)
会場:酒田市公益研修センター 多目的ホール TEL:0234−22−5111
山形県酒田市飯盛山三丁目5−1
http://www.city.sakata.yamagata.jp/Contents/ePage.asp?CONTENTNO=1430
料金:前売1,000円 当日1,300円 学生・シニア 前売500円 当日800円
問合せ:酒田親子劇場 芳賀 TEL:0234−41−1065
★京都シネマ
10月20日(土)〜26日(金)1日1回上映
京都市下京区烏丸通四条下ル西側 COCON烏丸3F TEL:075−353−4723
http://www.kisaragisha.co.jp/kyotocinema/
去年11月、スピンハウス主催で「ひつじの恵み2006」をしました。その時上演したモンゴルの遊牧民の少女「プージェー」が、韓国のテレビ局EBSが主催するインターナショナルドキュメンタリーフェスティバル(EIDF)でグランプリを受賞しました!!!

やっぱり!当然! っと大納得。
とにかくこの映画、実際の現場で語られている、本人の言葉しか出てきません。ほとんどサイレント映画に近いのです。
でも、そこに万国共通の人としての生き様に触れる感動と共感があります。
偶然の人との出会い、その時、その場でカメラを回すカメラマンの視点のすばらしさもさることながら、この少女プージェーに光をあて、編集に磨きをかけた山田監督とそのスタッフの、熱い血潮に感動します。
そのスタッフの一人が山田監督のパートナーであり、スピナーでもある本所稚佳江さんだということも自慢のひとつ。手紡ぎのハートをわかっている人が手懸けた映画であることに誇りを感じます。
まずはその、本所稚佳江さんからのメッセージと、この映画が上演されるスケジュールをご覧の上、まだ見ていない人は是非!!!この秋、見逃さないようにしてくださいね!




本所稚佳江さんよりのメール 2007年9月10日
8月の最終週は、私にとって偶然に偶然が重なる不思議な出来事の連続でした。30年ぶりに訪れたソウルの街はとっても緑が増えていました。30年前、戒厳令がひかれていたソウルは、赤茶けた山に囲まれた埃っぽい街でした。後で聞いた話ですが、韓国は、朝鮮戦争で失った緑を増やすために、年に一度植林の日を設けて、木々を増やしてきたとそうです。そんな成果は、30年ぶりだとよくわかるのかもしれません。
8月27日、地平線会議でもお知らせしていただいているドキュメンタリー映画「puujee」が、韓国のテレビ局EBSが主催するインターナショナルドキュメンタリーフェスティバル(EIDF)に正式に招待されたので、夫で監督である山田和也とソウルに出かけました。1つ目の偶然。山田は新グレートジャーニーの取材のために欠席を予定でしたが、偶然取材地がソウルになったのです。
EBSは韓国国営テレビ局KBSから独立した教育系のテレビ局で、4年前から開催しているEIDFは国内ではてとても有名な映画祭だそうです。今年は、74ヶ国から合計292本の作品がエントリーされ、8月27日から9月2日までの1週間、24作品が会場上映され、58作品がテレビ放送され、各国から集まった映画・放送関係者よる審査が行われ、同時にインターネットでも視聴者による人気投票が行われます。
8月28日板門店。新グレートジャーニーの韓国自転車縦断が始まりました。この日は板門店から関野吉晴さんが自転車で走り始めるので同行させてもらいました。イムジン河沿いに走る車窓から北朝鮮の山並みが見えました。30年前に見たソウル周辺の山と同じように、樹木がほとんどなく赤い斜面が痛々しいほどでした。洪水の被害も当然のように思われました。この日の夜、「puujee」がテレビ放送され、翌8月29日にてホール上映。観客は若者が多く、上映中の反応がはっきりしていることに驚きました。愛嬌のあるセルチンおじさんやバーサに怒られる関野さんには好意的な笑いが起き、馬泥棒のことやおかあさんの死を語るスレンばあさんを食い入るように見つめている姿が心に残りました。最後の場面では大きなどよめきが流れました。上映後、この日ソウル市内を走っていた関野さんが会場に駆けつけ、観客はこの偶然に大喜びでした。
9月1日授賞式。それまで毎日ボランティアの朴智允(パクチユン)ちゃんが、「今日もダントツで1位です」とインターネットの人気投票結果を報告してくれていました。グランプリは無理でも観客賞はいただけるかもしれないとかすかな希望をいだきました。他の11作品は問題意識が高い秀作ばかりですから。授賞式は生放送されますが、12人の監督たちとボランティアが席に着き、放送開始10秒前までお互いに記念撮影をしたりしてラフさにびっくり。入賞者が順番に呼ばれ、観客賞も逃したのでもうだめだと思ったら、グランプリで山田が呼ばれました。まさかの受賞に驚いた山田の英語でのインタビューはメロメロでした。
審査の結果は審査員全員一致で決まり、インターネットの人気投票も6票差で2位だったそうです。プージェーとプージェーの家族の生き様や彼らがおかれている状況が、強く韓国の人達の心の中に残ったことは、とてもうれしいことです。また、映画の中に込めた色んなメッセージが、言語や民族を超えて伝わったとしたら、本当にうれしいことです。何よりもうれしかったのは、受賞の瞬間、ボランティアの若者がみんな歓声を上げて喜んでくれたことです。500人の応募者の中から選ばれた60人が、通訳、HP作製、インターネット投票管理と舞台裏で働いていました。学生が多いのですが、中には会社を休んで参加する人もいて、この映画祭のボランティアになることはとても誇らしいことだそうです。私の通訳をしてくれた朴ちゃんも、学校を休んで参加してくれたそうです。映画祭の1週間、政治、経済から自分の夢、悩みまで、夜遅くまで語り合う日が続いたのは、忘れられない思い出です。
授賞式の後、全員で近くの焼肉屋での打ち上げ大パーティ。こういう気取りのないホスピタリティがこの映画祭のいいところです。ここでは主役はボランティアです。監督、審査員、局員総勢100人ぐらいがワイワイと飲み交わします。あちこちでビールに焼酎を入れたダイナマイト。(と呼んでいたと思います)という飲み物で一気飲み大会が始まりました。またしても偶然。三羽宏子さん(モンゴル語の翻訳者)が出張でソウルにやって来ました。当然、打ち上げに飛び入り参加。夜遅くまで語り飲み明かしました。たくさんの人と出会うことができた文字通りのお祭り。これもプージェーのおかげです。
ちなみに、「puujee」と最後までグランプリを競ったのは、ニューヨークに住むホームレスの日系人アーティストを取材した「ミリキタニの猫」でした。最後の偶然。この映画が9月8日、日本で封切られたのです。今日、早速観てきました。素晴らしい作品でした。「puujee」がこの作品より評価されたことに改めて驚き、うれしさがこみ上げてきました。
ユーロスペースで上映中です。ぜひご覧ください。みなさん、ありがとうございました。
さて、その映画祭とはEBSインターナショナルドキュメンタリーフェスティバル2007です。
http://www.eidf.org/2007_fall_en/
puujeeの上映スケジュールは以下の通りです。
★関野吉晴「プージェー」上映会
9月24日(月)14:00
会場:エル・パーク仙台ギャラリーホール
TEL:022−268−8300
仙台市青葉区一番町4−11−1 141ビル
http://www.sendai-l.jp/whats/
料金:1,000円
問合せ:東北芸術工科大学 芳賀 TEL:023−627−2168
★映画「プージェー」上映と関野吉晴さんのお話
9月24日(月)10:50(字幕)/13:00(吹替)/15:10(字幕)
会場:酒田市公益研修センター 多目的ホール TEL:0234−22−5111
山形県酒田市飯盛山三丁目5−1
http://www.city.sakata.yamagata.jp/Contents/ePage.asp?CONTENTNO=1430
料金:前売1,000円 当日1,300円 学生・シニア 前売500円 当日800円
問合せ:酒田親子劇場 芳賀 TEL:0234−41−1065
★京都シネマ
10月20日(土)〜26日(金)1日1回上映
京都市下京区烏丸通四条下ル西側 COCON烏丸3F TEL:075−353−4723
http://www.kisaragisha.co.jp/kyotocinema/

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