スピンハウス日記

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今年も紡績糸作ります!スピンハウスのベリー(裾物)から作るオリジナル紡毛糸

さてさて今年も、英国羊毛のスカーティングに汗を流し、出荷を終えて、取り分けたベリー(裾物)グレードがスピナークラスに達しなかったフリースも、今年はたくさんありました、合計131kg 1000kg輸入して、こんなにベリー出してどうすんの?!
まっ、言っても始まらないので、まずは前向きに一手間かけていいもの作りましょう。
今年は、去年のツイード用チェビオットタイプの糸でで、ナチュラルカラーを作る予定です。番手も撚り回数も、前回に合わせて作ります。
出来上がりは11月中旬の予定、手紡ぎ糸に近い風合いの糸なので、皆さんの織りの経糸に使えますよ。緯糸(ヨコ)は手紡ぎにして、経糸(タテ)はこの紡績糸、というのはいかがでしょう。
まずは、どんな所で作っているかご案内いたします。

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紡績糸1
ココは泉大津、宮本紡績工場。
4山のカーダーががっしゃんがっしゃん羊毛をカードしています。
のぞいているのは、スピンハウスのスタッフのさくらちゃん。


紡績糸2
25メートルプールくらいの大きさです。


紡績糸3
カードが終わると、そのままギリングと言って、シート状になった羊毛を切り分け、ゆらしこすって、細い篠状にします。これが前紡段階、撚りのかかる前です。

紡績糸4
それを、リング紡績機で撚りをかけます。これがショートドロー。

紡績糸5
工場の2階、ベール(100kgから200kg入りの羊毛の袋)が山と詰まれた中で、なにやら一心不乱の職人さん、

紡績糸6
見ると、ベールを持ち上げる手鍵の先を磨き尖らせているのです。
丸くなったら滑って持ち上げられないからとのこと。

紡績糸7
隣はブレンド室、10畳くらいの鉄板の部屋の中には混色する羊毛が入っていました、いっぺんに1000kgブレンドすると言います。
それを天井中央にあるダクトが吸い上げて、バキュームされ先ほどのカード機の所に自動的に送りだされると言うわけ。

紡績糸8
工場長の中山さんとさくらちゃんのツーショット。
実はこの日は10月9日。そう!泉大津はだんじり祭りの街。
7日8日がその「だんじり」だったのです。
かつぎ、突き、踏み、雄叫び、走る・・・・・
だから、今日はみんななんだか熱気さめやらず、半分二日酔い、半分足腰じんじん、仕事もほろろ。そう、このあたりのカレンダーは10月から始まります。
だんじりに明け、だんじりに暮れる。だんじりで年が明ける。まさに10月こそが正月なのです。


こうして、泉大津の紡績工場の皆さんにお世話になっていて感じることは、工場同士の仲がいいこと、とにかく仕事の融通を互いによく付け合っているのも、同業者なのに得意なジャンルにあわせて互いに紹介しあう雰囲気も、(おまけに、検問の情報は、誰かが見つけたら、みんなで携帯で即、発信するネットワークまである!すごい!!!)これは、泉大津ならでは。地場産業としてしぶとく生き抜いているのはやはりこの人のつながりあってこそ。と、思いました。

紡績糸9
帰りにふと見ると、車の前に赤いランドセルと水筒・・・ほりだして遊びにいった気配・・・・
そんな日もあったっけ・・・・

来るといつも胸がきゅんきゅん・・・街が動いてる。
ダイナミックな大阪の活気にどきどきするポンタです。
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