2008年から、英国羊毛のオーダーの仕方が変わります。

3月19日英国羊毛入荷しました。さっそくスカーティングスタート!!!
これから1ヶ月平日は毎日午後やってます。

とにもかくにも、ベールを開けてチェック!
で・・・・・品質は安定しています。いいのを選んでくれています!
価格も去年並みになりそうです。
チェビオット白と、シェットランド白はすこし余裕あります。
あと、フリースランド、ジャコブハードウィックは残りわずか。
ブルーフェイスとウェンズリーディールは超人気、ただ今調整中。
シェットランドの甘茶とマンクスは同じベールで入荷していますので、しなやか系をシェットランド、弾力系をマンクスと、振り分けさせていただきます。
ということで、まずは「羊の品種より毛質優先!」
以前よりクリアーに格付けできそうな今年です。
ブラックウェリッシュは入荷していません。

お尻に黄色や緑のカラフルなマーキングをされているのは、英国レイクディストリクトのチェビオット達。
ここ、湖と山に囲まれた風光明媚な湖沼地帯は「ピーターラビット」の故郷でもあります。
去年11月ポンタは英国に行って来ました。
ここ数年、英国の羊農家は1998年のBSE に続く、口蹄疫と羊の伝染病に翻弄されました。数年たつ現在も羊の頭数の減少に歯止めがかかっていません。
羊肉出荷だけでなく、羊毛も大打撃。去年から英国羊毛公社のシステムが大きく変わり、公社におけるグレーディング(格付け)は一切されずに突っ込みで、各羊毛ブローカー、そして紡績会社に送らるようになってしまいました。
下記にカタログは以前のシステム、
2005年の羊毛公社のオークション用のカタログです。

すなわち、羊毛公社に集められた羊毛は、カテゴリー別に分けられたあと、それぞれ毛質、用途によってグレーディングされていました。
1、短毛種
2、エキストラファインウール
3、ファインウール(細番手)
4、ミディアムウール(中番手)
5、マッシャムクロスとラスターウール(光沢)
6、ラスターウール(光沢のある長毛、太番手)
7、チェビオットなど山岳種
8、スゥエイルデイル、ハードウィックなどケンプタイプ
この8つの毛質によるカテゴリーにわけ、そこから20、30と、品種も含め品質により分けていくのが、クラッサーの仕事でした。
しかし・・・・・・・
しかし・・・ここ数年の羊の病気から、価格の暴落、そしてもちろん羊毛の毛質も、何より羊飼いのヤル気もどん底です。
羊毛公社がこのクラス分けをしなくなったことは、もちろんスピンハウスにも大きな影響を及ぼしています。
現在、羊毛公社で仕分けしている羊毛のカテゴリーは
1、ファインウール
2、ミディアムウール
3、ジャコブ
4、ロングアンドラスター
5、ケンプタイプ
この5つにわけるだけで、格付けはされなくなりました。
要するに良いも悪いも、品種も何も・・・一緒のベールに突っ込みで出荷されるというわけです。例によってスカーティング(ゴミや糞の裾物を取る作業)がされるわけではありません。
そしてもちろん、羊毛公社ではスピナー用のフリースを出荷することも早々に切りすてられてしまいました。

かろうじて見つけられたのが、羊毛公社から羊毛を仕入れて紡績糸に加工しているヨークのウールブローカー、そこが良いフリースが見つかったら「ポンタ用」として分けていってあげる、といってくれました。
しかし、これとてリクエストした質と量が確保できるかどうかはわかりません、もちろん品種はわからなくなります。
「毛刈りをして、いったん羊からはなれたフリースに品種名が書かれてあるわけじゃないからね、フリースは色別、用途別に分けるだけさ」
と、言われ納得。
どうやら、いくら日本人が品種にこだわっても、英国の現場には通用しないことが良くわかりました。よほどこだわって、牧場に直接交渉することはできないか・・・と尋ねましたが、現状ではスピナーのニーズに対応できるほど、毛の飼育管理に配慮できる牧場を見つけること、それも50kg、100kg単位は非常に難しいと言われました。
まずは、スピンハウスとしましては英国の状況に合わせていくほか無く、下記の一覧表のように5つのカテゴリーの中に含まれる品種を、それぞれフィットさせて、皆様からのご注文にお答えしていきたいと思います。
日本のスピナーにとったら、今までは「このフリースは英国のスコットランドから来た、本物のチェビオットね・・・」と、夢をかき立てられて手にしていた気持ちが、「これは、チェビオットかダウンか、・・・どちらかなんだよね」っと、夢が半減してしまいそうな話なのですが・・・それが現状なのです。
しかし英国から来たことに違いはなく、何より半年かけてブローカーのスチュアートさんが「ポンタフリース」と名付けて、特別のビン(サック)を用意して集めてくれ、ポンタがいつものように丁寧にグレーディングして、お客様の目的に合ったフリースをお選びしていきたいと思っています。
下記の一覧表に従って、去年お聞きしましたオーダーも振り分けて、2008年から出荷させていただくことになりますので、よろしくお願いいたします。
★2007年にすでに御予約いただいております方へのフリースの納品は2008年4月以降の予定です。そして次年度(2009年納品)の御予約は、2008年4月末までにおねがいいたします。システムの変更、よろしく御理解いただきますようおねがいいたします。
英国羊毛2008年より注文のしかたがかわります。品種名→用途別へ

★昨年より、英国羊毛公社のシステムの変更により、品種ごとの集毛、分類がされなくなりました。よって、英国では、上記5つのカテゴリーに分類されたものの中から、上質のものを半年(5月〜11月)かけてピックアップ、日本についてからスピンハウスにて、スカーティングしながらグレードをそろえ、お客様のニーズにあわせてクラスわけします。品種は明確ではありませんが、お客様の御要望をお聞きして、御相談にのり、発送させていただきます。

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