スピンハウス日記

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伊藤久仁子さんの敷物

伊藤久仁子さん
先週末、神奈川県茅ヶ崎市の伊藤久仁子さんの工房にお伺いしました。
伊藤さん工房では、工事現場の足場を,天井までの部屋いっぱいに組んで、より大きく、より厚みのある敷物を織っておられました。その大きさにも驚きましたが、何より驚いたのは、一目一目織られている、その気の遠くなるような作業にうなってしまった・・・
でも、伊藤さん曰く、「もっともっと大きな物が作りたい、だから私はボーダー柄は作りません、ボーダーを作るとそこに限界を作ってしまうから。広がりのあるものが作りたいのです。」

その日は梅雨の嵐のような日でした。時折バラバラと降り込む雨、そして風の音。京都では聞くことの出来ない外海に面した風土を感じました。
視界に広がる湘南の海、太平洋。広く広く・・・ボーダーのない海。

伊藤久仁子さんの敷物には、ボーダーのない広がり。そして一目一目をひらっていくプロセスは、まさに風の道を進むヨット。気ままに吹く風をその都度受け止めながら、小刻みに舵を切り、蛇行しているようで、鳥の目で上空から見るとまっすぐ進んでいる。
伊藤さんは海洋民族だ・・・と、かってに思ったポンタでした。

伊藤久仁子さんの敷物の特集は、次号スピナッツ65号に詳しく掲載いたします。
乞うご期待。
風景
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